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結局、僕らにとってビートルズとは何だったのか?

サボっていたわけではないのですが、コチラでは久々のブログ更新となります。

YouTubeのチャンネルではThe Beatles に関するシーズンを終えて色々と次の準備を進めているところなので、引き続きよろしくお願いします。

ということで、50歳代の僕にとってビートルズとは何だったのか、改めて考えさせられるエピソードについてお話しします。

 

■僕のビートルズ
1968年ビートルズの来日とリボルバーのリリースの2年後、そして、ホワイト・アルバムリリースの年に生まれたヒロセですが、やっぱりロックとしてのリアルタイム感は“Got My Mind Set on You”のジョージ・ハリスンや“Say, Say, Say”や“Ebony and Ivory”でマイケル・ジャクソンとかスティービー・ワンダーといった当時のスーパー・スター級の他のアーティストとの共演も貫禄たっぷりに聴かせるポール・マッカートニーの基にあるバンドという感覚でした。昔いたバンドと言う意味ではなく、基本にある拠所的なニュアンスです。
もしかしたら、現在、2023年の3月に時点で50代の方であればその辺りのニュアンスがわかってくださるのではないかと思います。

ビートルズ解散の1970年に10歳くらいでギリギリ、解散の大事件や最新の話題であるディズニーの“Get Back”のセッションやルーフトップコンサートや“Let it Be”リリースの喧騒なんかも薄っすら覚えている方がいるかいないかだと思うので、当時10歳の方も今年63歳になるわけで、そうすると我々50代はやっぱり完全にビートルズ解散後の世界の人間なわけです。

 

■ビートルズはロックの共通言語でい続けるか?
私は幸運と言っていいのか、13歳の時に、一番最初の自覚的ロック体験として、ビートルズの20グレイテスト・ヒッツが飛び込んで来たので、ビートルズがロックの共通言語であることに違和感はなく、他のロックも聴くことができていると思うのですが、その時すでにビートルズは過去のロックであったわけですから、『聴いていて当たり前』ではないわけです。

私自身の周辺の好きなエピソードでこんなことがありました。
20数年前に職場で私と同世代の女性がいました。私の方が後から派遣社員として開業して間もない会社にジョイインしたので先輩にあたる女性です。
もの凄く親しくしているというわけでもないのですが、スタッフ・メンバーの顔触れはどんどん変わって行き、開業のころからいる顔触れが随分寂しくなったこともあり、お互いに懐かしい顔的な存在になっていた今から10年くらい前のことです。突然、彼女が「ヒロセさんって海外の音楽とかよく聴いたりするって言ってましたよね?ビートルズってしってます?」と話かけてきたんです。
今、思うと自分も色んなことに考えが至らない浅い発想だったなーと思うんですが、その時はその質問に思わずあっけにとられてしまって、「当たり前でしょ」的な反応になってしまったんですよね。

それで彼女の話を聞いてみると、TVか何かでポール・マッカートニーの来日のニュースを見たと、それでビートルズというロックのレジェンドのメンバーだったということを知り、確かに、ビートルズの名前は知っているものの、ちゃんと曲を聴いたことがなかったので、ベスト盤(1だったと思います)CDを買って聴いてみたところ、もう凄いと目の前の景色が変わるような気がしたと、それで、ベストじゃないオリジナル・アルバムを全部買って聴いてると、それでポールの東京ドームの全公演チケットを手に入れて全日観に行くと、それが嬉しくてついついは誰かに話したくて、と。
「ヒロセさんはビートルズでどの曲が好き?」とか聞かれたわけです。そう聞かれて、とくに斜めに構えるつもりはなかったんですけど、「一番って決められないけど、“Tomorrow Never Know”かな?」とか答えて、少し彼女を困惑させたりしてちょっと面白がったりしてしまいました。
他のロック好きにも面白エピソードみたいに話したりしちゃったりとかしてしまいました。決して上から目線なつもりじゃなかったんですけど、それから10年経って、同じ世代でロック好きでもビートルズはそんなに聴いていないと言う人にたくさん出会って、その時の自分の反応はちょっと違っていたのかもなーと思い返すことがあります。そう思うと、ちゃんと色んな事がわかる大人になってから、ビートルズに出会ったり、そこからロックの体験をした人というのは、私のように10代の熱病的にロックを体験した人間とは違って、純粋にビートルズやロックという音楽を聴いて楽しめているんじゃないかと思うことがあります。もしそうでなかったとしても、今あのビートルズを初めて聴く経験であったり、ロックの体験をできることが羨ましい気持ちになるのです。

彼女には昔池袋のマルイかどこかだったと思うんですけど、ビートルズ展みたいなのがあって珍しい写真やグッズの展示があって、それを見に行ったときの展示物が解説されているパンフレットみたいなものがあって、それを買って持っていたものを何かの時にプレゼントしました。それはその時だけのものなので、もうなかなか手には入らないものだとは思いますが、彼女であればきっと大切にしてくれていると思っています。

 

■ロックの噛み様
実働わずか10年、アルバム13枚、公式発表曲213曲で現代のロックのフォーマットを作ってしまったロックの神様に近い存在であるザ・ビートルズなので、本当に私のような55歳のロック好きでもまだまだ若輩感が拭えないこともあり、ビートルズについてYouTubeで話すということ自体もの凄く気後れして緊張もしてしまいます。今回のシーズンは緊張でトークも噛み噛みで本当にお聞き苦しことも多かったと思います。
当初はこのシーズンは予定に入ってなかったんですが、それでもせっかくTシャツとロックについてやるんだから、自分のお宝の一つであるビートルズのTシャツは紹介しておきたいと思ったわけです。そのTシャツが本日紹介するTシャツです。

ビートルズの3枚目にして全曲レノン=マッカートニーの作詞作曲クレジットになるアルバム“Hard day’s Night”のアルバムジャケットがプリントされたTシャツです。陰影の濃い白黒の写真のメンバーが色んな顔をして並んだデザイン自体も秀逸ですが、白黒のコントラストの顔写真がTシャツのプリントデザインにマッチしていて、めちゃくちゃカッコイイです。
1998年製のものでバックにはハード・デイズ・ナイトの収録曲と13 club the complete collection とプリントされています。
これは確か、何度かビートルズのアナログ盤の再発シリーズの一つで13枚のオリジナルアルバムをセットでリリースした時に作られたTシャツじゃないかと思います。これは90年代に発売された時に新品で購入し、その後、気に入って頻繁に着用していました。

このTシャツはいろんな人から「いいね」と言われました。老若男女、ロック好きでもなさそうな人からも、もちろん海外でも声をかけられました。
あまりに頻繁なので、ちょっと大切にしたくなってあまり着用しなくなったので、わりと良い状態で残っているとは思います。
リボルバーとかアビイ・ロードとかレット・イット・ビーVer.は見たことあるんですが、ハード・デイズ・ナイトVer.って見かけないので、数がそんなに出てないのかな?と思ったりしています。

ビートルズの深いファンの方ならご存知かと思いますので是非教えてください。

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