Tシャツを売らないTシャツ屋が作ったTシャツ ③〜商人編〜
いよいよTシャツも出来上がれば、あとはこの22年ぶりの渾身の作、ロックTシャツ『Upset The Apple-Cart』dub mix ver.をより多くの人にお届けすること、というに至るわけです。
さぁ、お届けするとは聞こえが良いですが、要は買っていただく、私から言えば売ると言うことです。
ここからは下世話な話です。
前回、Tシャツを売らないTシャツ屋が作ったTシャツ 〜制作編〜でのTシャツの販売価格1)~6)の要素の話。
1)Tシャツのボデイ(プリントの地になるTシャツそのもの)
2)プリント方法
3)何色の色を使うか(プリント方法に依存して)
4)プリントの場所と大きさ
5)販売にかかる手数料等
6)利益分
6)の利益、もうけの話です。
商品の価格と利益の構造、(商品価格)ー(原価)ー(販売にかかる費用)=(利益)と至って簡単です。
ただし、
たった30枚くらいのTシャツで大儲けをしようなんてはこれっぽっちも思っていません。
レベル0:原資を回収したい
レベル1:第2弾の原資を確保したい。
レベル2:第2弾のクオリティをアップしたい。(4色刷りの赤盤?)
レベル3:プラスお店でボトル一本入れるくらいのもうけを出したい。
というようなことを電卓をたたきながら考えたわけです。なんと小さな夢が広がっていることでしょう。
できあがった商品ロックTシャツ『Upset The Apple-Cart』dub mix ver.はほぼほぼイメージ通りの良いものが出来上がりました。
全くお店のことを知らない人にこの商品の感想を聞いたらお世辞もあるでしょうが、「かっこいい」とのこと。
着用感も良いですし、洗濯でインクがいきなり剥がれるというようなこともなく、商品としてのクオリティも
問題はなさそうです。
15周年記念?久ぶりのイベントの1週間前に西川マスターとPodcast収録を行い、その時にTシャツ2枚を献上、
一枚をサンプル用にお店に置いてもらうことにしました。
さて、肝心の値段です。
「3,000円なら30枚くだい売れるよ、オレがサンドイッチマンになるから」と西川店主の言葉。
「3,000円なら今すぐに買う」というお店の同人(常連)さんの声も….
う~ん、
3,000円だとレベル1を完全クリアとはいかなくて….
でも現実Tシャツにポンと払える金額のイメージはそういうところなんでしょう。
なので、
Tシャツの価値3,000円、
製作者のこだわりに400円、
このぶっちゃけストーリーに300円、
お店で受け取ってもらえれば送料や手数料がかからないのでその分は乗せずに!
『Upset the Apple-Cart』店頭販売限定価格3,700円でお願いすることにします!
(サイトでは表示価格+送料となります)
そして27枚完売したら、必ず第2弾を作ります。
というか作らせてください!というクラウド・ファンディング的要素も込みで、何卒よろしくお願いします。
This is end.